黒ネコ

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私の一日の始まりはクロの餌やりから始まる。 「クロぉ~、クロぉ~」 朝からずっとクロを探している 「あっれ~?おかしいなぁ?お母さん!クロ知らない?」 「知らないわよ、ほっときなさいあんなネコ さっさとしないと亜紀が遅刻するわよ」 「いいの!まずクロが一番だよ・・・」 「あんなネコのどこがいいのかしら・・・」 お母さんはいつもこんな感じ、クロの事を煙たがってる お母さんあんなにクロの事可愛いがってたクセに 酷いよね 「あぁ~クロ マヂでどこいったのぉ? もしや家出!? ありえる・・・ 十分ありえる!!」 もし本当に家出だったら どうしよう・・ やだよ~~~ 帰ってきてぇ カムバッククロぉ 一人で嘆いていると 突然物置部屋から変な音がした ゴソッゴソ 「∑何!?」 クロかな? いやクロであってほしい 大体朝っぱらからゆ、ゆ、幽霊だなんて そんな馬鹿な!! 認めん断じて認めんぞぉ なんか意味不明な心の会話をしながら恐る恐る ドアを開けると
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