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病院の診察台に乗せてもミオは苦しそうに荒々しく息をしているだけで、動く事も出来なかった。 医者が一言… 『これはかなり重症ですよ』と言った。 レントゲンを撮ってみると、ミオのお腹は空気と水があちこちに溜まってパンパンに膨れていた。猫伝染性腹膜炎にかかってしまったようだ。 どうやら、捨てられていた時に怪我をして、そこから菌が入ったようだ。致死率100%の大変な病気に冒されていた。医者が 『もう手当のしようがないです。覚悟して下さい』と言った…。
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