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家に着きボーッとしていると突然携帯が鳴った。
知らない番号。
とりあえず未来は電話にでてみた。
「あ、もしもし?俺!隣のクラスの!えっと‥イキナリ電話ごめんね!友達から番号聞いたんだ。迷惑ぢゃなかったらメールしてもいいかな?」
相手はあの将人君だった。番号は先輩から聞いたらしい。未来は「うん!」と答えた。
それからメールが始まった。
数通メールをして、次の日放課後話してみようということになった。
そして次の日。
未来はいつもより念入りに化粧をした。
授業中も彼のことが頭から離れなかった。
授業中携帯が鳴った。
将人君からだ。
『授業終わったら4階の廊下にきて☆』
という内容だった。4階は全日の生徒の教室で、定時の時間になったら4階は使わないから電気がほぼついていない。
放課後ドキドキしながら階段をのぼり4階に向かう。
すると廊下に彼の姿が。
未来はチョコチョコと小走りをして将人君のもとに走った。
そして近くの教室に入り教室の電気をつけた。
最初は無言だったけど少しずつ話すようになった。黒板に落書きをしてキャッキャはしゃいだり‥あっという間に1時間たっていた。時計をみるともう10時。
放課後の時間も終わりもう下校の時間。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰ることにした。
その日は突然の大雨。二人とも傘を持っていなかった。将人君は学校から家まで10分程度。未来は40分くらいかかる距離。
どうしようかと迷っていると将人君が
「傘探しに行こう!」と。
全日の人が置いたままの傘をパクった。
その日は将人君が家まで送ってくれた。
そしてまた明日も放課後遊ぼうという約束をした。
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