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誰からかなぁ?と思いながら画面を見てみると…
何と、杏子からの返事だった!
「メールありがとう。杏子です。仕事は看護士やってます」
と書いてある。
そして、迷う事無く僕はすぐに返事を書いた。
本当に他愛もない内容の事を夜中までメールした。
好きなアーティスト、芸能人。背はどれくらい?とか、そんな事を聞いてどうするの?
ってツッコミを入れられるような内容だ。
こうして、僕と杏子は互いに自分の性格などを話すようになり、メールアドレスを教え合った。
しばらく、僕と杏子はメールのみの友達だった。
ただ、さすがに毎日毎日メールだけでは抑え切れないのが欲深き人間の心理。
僕は気持ちを抑え切れなくなり、思い切って
「電話で話してみない?」
と杏子に聞いてみると、すぐに返事が来た。
やっぱりダメかなぁ?とか色んな事を考えながら僕は画面に目をやった。
「090****…いつでも電話してね。いっぱい話そうね。」
と書いてあった。
家に帰ると早速、電話しようと思い杏子の電話番号にダイヤル…
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