序章

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18日、夜9時。 「なんなんだよアイツ」 結局亮には訊けずじまいで帰ってきてしまった。 てか、ブロードってなんだよ?人の名前か? 「そうだが」 ………………。 「うおわ!?」 初めて聞く声に思わず変な声を出してしまう。 「どうした?」 「どうした?…じゃねぇ!誰だよ?どこにいんだ!?」 声はかなり近くから聞こえた。 だが見回しても誰もいない。 「やれやれ。……右腕だよ右腕」 「右、腕…?」 右腕を見ると。 「ない!」 右腕が…肩の付け根から無くなっていた。 「こっちこっち」 前から同じ声が聞こえ、そっちへ向く。 するとそこには……。 「トランスフォーマー……」 目の前には2メートルいくかいかないか、くらいのトランスフォーマーが立っていた。
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