序章

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「な、なんだよ…」 全てがおかしい。 腕が無くなることも、血が出ないことも、目の前にトランスフォーマーが現れることも!! 「付け根、見てみろ。血が出ない訳はそれだ」 言われた通り、付け根を覗き込む。 生の断面を見るのは気が引けたが多少慣れていたので決心は直ぐについた。 だがその心配はいらなかったようだ。 断面には機械が見えていた。 「それはジョイントみたいな役割のパーツだ」 成る程成るほ……ジョイント?ってことは…。 「さっきまで俺がお前の右腕だった」 な、なにぃぃ!?いつから?俺の右腕はトランスフォーマー!?いや待てよ、俺自身トランスフォーマーということも…。 「先に言っておくが機械なのは右腕だけ。まあ他のところにも細かいパーツはあるんだけどな」 あんまりフォローになっていない気がするがまあいいとしよう。
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