序章

13/34
前へ
/35ページ
次へ
「そもそも、俺が何なのかも分からないだろ。今から説明してやる」 目の前のロボットは俺が落ち着いたのを確かめた後、話し出した。 「俺はブロード。サイバトロンだ」 「ブロード!?」 ロボットが発したブロードという名前に目を見開いて驚く。 そうか、仲村が言ってたのはコイツの事だったのか。 因みにサイバトロンと言うのは正義側のトランスフォーマーの総称だ。 「で、あの仲村戒斗。アイツは名前は知らんがデストロンだ」 不思議な感じはしていたがまさかトランスフォーマーだったとは。 あ、デストロンというのはサイバトロンとは反対の悪の軍団のことだ。 「で、戒貴はトランスフォーマーの事について、どのくらい知ってる?」 「愚問だな。何を隠そう、俺はトランスフォーマーの大ファンだ!」 そう、俺はトランスフォーマーマニアだ。 マニア、と呼べるほどではないがとにかく好きなのだ。 「じゃあ、サイバトロンの総司令…、」 「コンボイ!」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加