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俺は教室のドアを開けた。それと同時に汚物を見るような目と、ひそひそ声が俺を迎える。
「うわぁ……ハズレだよ、このクラス!」
「隣の席だけはなりたくないわね!」
「パシリに使えそうなやつが来たな!!」
「今日からやらせるか!!」
……オタクがそんなに悪いものか?好きなことに真剣になれてるってすごいことだと思うんだけどな。
……あと俺をパシリにするとか言ってる男子2人!とりあえず俺は武道とかかなりやってるから甘く見ない方がいいぞ。……まぁ、もしかかって来たら容赦はしないがな。
俺は内心忠告しながら、自分の席へと向かう。そして自分の腕を枕にして寝ようとした。
暗夜さんより如月直哉
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