星に願いを

2/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
 「ふぅ…」 息は白く、かすかに残ってすぐ消える… こんなに 寒いのに全然平気なんだ。 心が 燃えるように熱いから。 暗い夜、一人きりなのに何も怖くない。 君がいてくれるなら。 空を見上げればたくさんの星が光っていて。 いつもこんなにキレイならいいのにって思うんだ。 雨は嫌いだから。 雨が降ると雷が鳴って君が悲しむから… そばにいたいのに一緒にいれないコトが、 悔しくて、 虚しくて、 悲しくて… 同じ空の下にいるのに。 君からも あの星は見えるのに。 いますぐに逢いたくて、 抱きしめたくて、 こんなにも愛しくて… でもこの想いを伝えるのはどこか恥ずかしくて。 だから 夜空の星に願うんだ。 たくさんの星が君を見守ってくれるように、 「君がいつも笑顔でいてくれるように」 星に願いを…
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!