1*にゃんこ

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子猫を桶に張ったぬるま湯に付けて温めながら、タオルで優しく擦って体を綺麗にしてあげた。 それからは晩飯を食ったり、色んな話をしたりして、気付いたらもう0時前。 子猫に与えた麻酔薬はかなり軽めのものやから、そろそろ目覚めてもええ頃やけど‥‥‥ 「‥起きへんな」 「そうだね。おかしいな」 「まぁ明日の朝には起きるやろ。 害のあるものを与えたわけでもないし、具合悪くなってるんちゃうしな」 「さすがに起きるでしょ!」 俺達はそれくらいにしか考えてなかった。 まさかあんな事になるなんて――
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