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子猫を桶に張ったぬるま湯に付けて温めながら、タオルで優しく擦って体を綺麗にしてあげた。
それからは晩飯を食ったり、色んな話をしたりして、気付いたらもう0時前。
子猫に与えた麻酔薬はかなり軽めのものやから、そろそろ目覚めてもええ頃やけど‥‥‥
「‥起きへんな」
「そうだね。おかしいな」
「まぁ明日の朝には起きるやろ。
害のあるものを与えたわけでもないし、具合悪くなってるんちゃうしな」
「さすがに起きるでしょ!」
俺達はそれくらいにしか考えてなかった。
まさかあんな事になるなんて――
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