2*間違いが起こしたキセキ

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「誰‥‥?」 俺の言葉に振り向いた男の頭には真っ白な毛の猫耳。 不法侵入+変態…? でも、泥棒にしても変質者にしても、めちゃめちゃ綺麗な顔をしている ‥綺麗っていうか、可愛い系? 中性的な整った顔だ。 「ほんまお前誰やねん! どうやってここに入ってん!?」 『違うの!起きたらここで寝てたのっ!』 「はぁ?俺が寝た時、ピィ以外に誰もおらんかったわ! だいたいその猫耳なんやねん! 変質者か!?警察呼ぶぞ、コラ」 あ~ぁ、亮ちゃんキレてる… ほんと、コイツ何なんだよ? 『俺この部屋の隣で寝てたもん! コイツが俺に何か食わせて、そしたら眠くなって… 起きたら人間になってた!』 「訳分からん事ばっか言うてんちゃうぞ!お前、どう見たって人間やんけ!」 『耳と尻尾生えてるじゃん! 本当に猫だもんっ』 「こんなんどうせ付け耳やろ!」 そう言って亮ちゃんは男に近寄り猫耳を引っ張った。 『にゃああぁああぁあ!!』 男がバタバタと暴れる 目は少し涙目になっていた。 「なんでや…」 「‥亮ちゃん?」 「なんで耳、取れへんの…?」 「嘘‥でしょ?」 猫耳が生えてる人間なんて、いる訳無いじゃん‥?
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