2*間違いが起こしたキセキ

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『ねぇ、アンタあのご飯に何入れたの?何で俺こんな風になっちゃったの?』 何言ってんの、この男…? ご飯食べさせた覚えなんてないしさっきから隣の部屋で寝てたって言うけど、あそこには麻酔で眠っていた猫しかいなかったはず。 「ピィ!こいつになんか食わしたん?」 「何も食わしてないって!」 『食べさせた!あったかいミルクにパンが入ったやつ!』 「え…?」 それって、俺があの“かず”っていう子猫に食べさせたもの…? 「それはあの子猫に食わせたものでっ…」 『だから、俺がその子猫なの! アンタが助けてくれた子猫!!』 あぁ、頭が痛くなってきた この猫耳男、頭イカれてる?
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