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あぁ何でだかさっぱりわからん。
じゃあもういっそ、本人に聞いてみるしかない!
とりあえず機嫌をとってみるか。
俺は洗い物をしている彼女の背中に立ち、彼女の腰から手を回して彼女のお腹の前で手を組み、身体を密着させた。
『ありがと。朝ごはん、旨かったよ』
『そう』
おい、テンション低いな
『何か怒ってる?』
俺はそういうと、彼女の首筋にキスを落とす。
『怒ってないよ』
言っている言葉とは裏腹に、相変わらず目を合わせようとしない。
『何か怒ってるんだろ?
言えよ』
『怒ってないって』
だから、その言い方が怒ってるんだって!
あぁだんだんとムカついてきた。
『勝手にしろよ!』
捨て台詞を吐き、寝室のベッドに潜り込み、ふて寝を決め込んだ。
俺が何したっつんだよ!
下手に出てやってんのに!
今日は仕事も休みだし、一日寝てやる。
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