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愛して愛して止まない彼女。
2年も経ったのに、甘えてきて、好きとか愛してるとか言ってくれていた、かわいい彼女が大好きだった。
そんな彼女から、まさかの別れたい発言。
我が耳を疑った
ぶっちゃけていうと、彼女はドMだと思っていたんだ。
尽くすのが好きなんだと…
違う。
ただ、俺に合わせるために努力をしていた…
俺はまた彼女をギュッと抱き締めた
『もう俺のこと好きじゃない?』
『好き…だけど』
彼女の声が震え出した。
『愛してない?』
『愛してるけど…』
抱き締めて俺の左肩にあった彼女の顔…
すすり泣く声が徐々に大きくなる。
『ほんとにごめんな。
俺さ、鈍感だから、言われなきゃわかんねーんだ。
言って。
ちゃんとなおすから。
愛してるんだ。
ずっと一緒にいたい。
別れるなんて言うなよ。』
声にならない声で彼女は、うんと言った。
あぁ、何ていとおしいんだ。
いっそ殺してしまいたいぐらいだ。
その後、彼女をお姫様だっこして、ベッドへと運び、ゆっくり休ませた。
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