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『塩水』
何も出来ない 何もない
私は一人 おいてきぼり
貴方は進むべき階段を
些細な事も蹴り飛ばし
ゴミと捨て
歩んでいく
何も払えない私
階段も道も 光りさえ見えない
壁がある事も
気付かずに
判っていても知らんぷり
もぅ逃げ場なんて
あるはずないのに…
甘えな心はいつまでも消えず
悲しくて涙を流す
偽りだらけの
渇いた塩水
070508+0829
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