2人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女は記憶を失っていたのだ。
それはほんの僅かな記憶だけど、リオにとってはかけがえのないものらしい。
なぜ、失ったのか。
それはなぜか誰も知らなという。
もしかして秘密の関係だったのだろうか?
いや、それにしたっておかしい…。
だけどどうして失った記憶が『かけがえのないもの』だと分かるのだろう…僕は不思議に思った。
『心にぽッかり穴が空いたみたぃな感じ。なんヵよくわかんないケド、すごぃ大切なヒトを忘れてる気がする』
話によると、リオはその記憶のせいで毎日を不安な気持ちで過ごしているらしい。
助けてあげたい…僕の中にそんな気持ちがこみ上げてきた。
僕がリオの支えになりたい。
そうすれば僕の悩みも…
最初のコメントを投稿しよう!