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会話を楽しんでいるうちに、さらなる事実が浮かび上がった。
なんとリオとは同じ高校らしい!
僕とリオは赤い糸で結ばれているに違いない!
荒い鼻息がケータイの画面を曇らせる。
僕は画面を拭きながら、思い切った決断をした。
『よかったら会わない?(笑)もっと話そうや✋』
出会って10分、ふたりの関係はこんなにも進展してしまった。
まるで悪質出会い系サイトのようだ、と思った。
返ってきたミニメールを見た瞬間、僕は「ヒャッホゥウィイ!」と叫んだ。
躓いて机で頭を打ったが、そんなことは気にならない!
『いーよ♥』
かくして、僕とリオはリアルに会うことになった。
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