firstend

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初めての相手は貴方で、初めての場所が学校の屋上。 ドキドキしていた。めちゃくちゃに優しくされて気が狂うかと思った。何度も好きだと言われて死んでも良いと思った、 私もだと言ったら笑って返してくれるのが幸せだった。だけど、どこかで優し過ぎる貴方にいつか捨てられてしまうのではないかという不安があったから 「そんなに、大切にしてくれなくていいです」 そう言ったら普段の貴方からは想像もつかないようなキョトンとした顔をして、でもそれは一瞬ですぐに真剣な目をして 「バカ。よく聞いてね。大切なんだよ、優しくさせて。本当は、僕もいっぱいいっぱいなんだ」 そんな事わかってるよ。だから私の前でそんな表情をするんでしょ?いつもの貴方ならしないような笑い方で、私を見つめて私を抱きしめてくれるんだ。
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