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「僕は凜が本当に好きだから、優しくしたいし、凜に嫌われるのも恐いんだよ」
そう言って貴方は私をぎゅっと抱きしめた。貴方は独り言の様に私に囁き
「凜、僕は、ずっと、ずっと凜を僕の物にしたかった。髪も、目も、身体も、腕も、全部。心も、もう僕のものだ」
キツくぎゅっと抱きしめて少し苦しかったけど今は貴方の温もりに暖かさを感じたくて我慢した。私は今まで何人の人とも付き合ったけど自分が好きになったのはこの人が初めてだったかもしれない。
「初恋かもしれない」
貴方の腕の中で私は笑った。
「凜好きだよ」
キスをくれてまた抱きしめる。初めて人に愛されたいと思った。貴方を自分だけの物にしたい、そして私は貴方だけの物になりたいと思った。貴方に出会って初めて欲望を知った。
「私も鮎川さんが好き」
私はこの人がとても好き。14の春初めての恋でした。
END
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