第一章

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ピンポンパンポーン 『えー生徒会より連絡します。本日は昼休みの時間を利用して、体育館にて部活説明会を行います。 新一年生の皆さんは速やかに体育館へ移動して下さい。』 「何だと!?」 まさかの昼飯お預けかよ…… 最近ついてねーなー 奇音を発し続ける腹をさすりなが、俺はしぶしぶ体育館に向かった 俺が体育館に着く頃には、ほとんどのクラスが整列を終え、点呼を取っていた。 俺の入学した鈴衞(スズエ)高校は全校生徒360人ほどのごく平凡な学校で、一学年も100人程度のため集合するのもさほど時間はかからない。 遅刻してきたのがバレないように、俺はそっと自分のクラスの最後尾に並んだ。
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