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コツ
コツ
コツ
『それでは、校長先生より挨拶を頂きます。』
「ってえぇ~!?」
俺が驚くのも無理はない。
目の前に現れたのは、白髪で杖をつき、腰はくの字に曲がって今にも倒れそうなヨボヨボの老人だった。
「おじいちゃん、来るとこ間違ってるから!?」
『えぇ~皆さん、この度はご入学おめでとうござます。我が鈴衞高校では代々ピィ~~の精神のもと、優秀なピィ~~の育成にピィ~~しています。』
腰が曲がっているせいなのか、音響が悪いのか、マイクにの声に雑音が入る。
『皆さんには是非、ピィ~~な学生生活を送って頂き、多くのピィ~~を作って、有意義なピィ~~になるようピィ~~して下さい。』
何だろう……妙にモザイクがかってイヤらしく聞こえるのは俺だけだろうか?
気付いた教師が急いでマイクの高さを調節したが、すでに校長先生の話しは終わっていた。
後半、もう何言ってるか分からなかったし……
ていうか、あんなのが校長先生て色々問題あるだろ
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