第一章

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………………… …………… ……… 「……ま」 「………はま」 「白浜!!!」 「のわっ!?」 大声で怒鳴られた俺は、思わず飛び起きた。 「全く……高校生になって初めての授業で寝るとは、いい度胸してるな。」 「すみません………」 「まぁいい、今回だけは初めてということで見逃してやる。それじゃあ次の問題を田中に――」 またあの夢か……? 中学ん時の部活の夢… 「最近よく見るな……気分悪いぜ」 そう呟くと、俺は窓の外を見た。 俺の気分とは裏腹に、外は快晴で春晴れの暖かな風が、満開の桜を揺らしていた。
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