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あれから一週間。
体重はある程度増えたけど、まだ細い。
病院の先生には、一時帰宅を許された。
時間は二泊三日
それだけ有れば十分だと、私は病院をでた。
「李杏、お帰り。」
「お父さん!」
私は、病院の前に迎えにきていた、お父さんに抱きつく。
「ずいぶん、軽くなったんじゃないか?」
「うん、まぁね、」
「早く元気になれよ。」
お父さんはそう言って、頭を撫でた。
そして、着いた。
私の家に…。
その時、お父さんが、
「李杏、大切な事を忘れてないか?」
「え?なにか忘れてる?」
「分からないなら、いいんだ、さあ、早くリビングに行ってみなさい。」
「え…、リビング?わかった。」
私は家のドアを開けた。
「ただいま。」
しかし、誰からも、返事がこない。
「まぁ、いっか、」
とりあえず、私は、リビングに行く事にした。
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