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「離月君…駄目!私がっ…!」
私はありったけの力で走り、離月より先に弾かれかけていた子供を突き飛ばした。
「皆…ごめん、」
私はそのまま跳ばされた。
その瞬間、阿利亜が叫んだ。
「李杏!!なんで…、ねぇ、なんで!?離月の馬鹿!」
「り…李杏…俺のせいだ…。」
離月は深く失望した。
阿利亜の隣で巳月は言った。
「同じじゃないけどさ…、ある意味同じ…じゃねぇか…。なんで…こう…毎回同じ目に合わなきゃなんねぇんだよ…」
その後、李杏は病院に運ばれたが、意識が回復しないまま、一週間が過ぎた。
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