夏の気配。

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警察の人に訳を話すと、女は御用となり、阿利亜は治療室で、軽く治療を受けた。 そこに、話を聞いた巳月が駆けつけた。 「なんでこんなに波乱万丈なのぉぉぉおおお!? と…とりあえず、阿利亜が軽い怪我だけで良かった、」 李杏は思いだしたように言った。 「あ、そうそう、阿利亜は空手が上手なんだよ?凄いよねぇ、」 「まぁね!」 「…聞いてねぇよ、」 巳月はちょっと落ち込んだ。 「そりゃあ凄いな、」 離月は関心した。 「じゃあ、私、帰るね!今度は気をつけるのよ?」 阿利亜は立ち上がる。 それをみて、巳月もたち上がる。 「俺も帰る!」 「うん、分かった、気をつけてね!二人とも!」 李杏はにこやかに手を振った。 そしてまた二人きり。 「なぁ、なんだかあの二人、最近仲いいな、」 「そうだね、もしかしたら、付き合ってたりして…!」 「まさか、」 「ふふ、だよね、」
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