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「今日は本当にありがとう。」
「どういたしまして。」
家に着いたときは、もうすでに暗くなりはじめていた。
「学校どこなの?」
「俺は学園、君は?この辺だから、南?」
「うん、ってか、私立?」
「まぁな、退学寸前だけど、」
「へぇ…、住んでるとこ、ここら辺なの?」
「いや、こっから正反対の、北中のあたりか?」
私は距離的に心配になり、時計を確認する。
「大丈夫なの?今から家に帰ったら、確実に七時過ぎるよ?」
私が心配して、そう言うと、彼は
「平気平気!そうだ、お前、携帯とか持ってる?」
「一応もってるよ。」
「メアド教えてくれないか?」
「喜んで、」
私はそういうと、メールアドレスを書いたメモ帳を一枚、彼にあげた。
「サンキューな、その内メールするから、またな!」
彼はそう言って私に手を振った。
私も勿論、振かえした。
また、彼と会えるかな?
そして私は、1日を振り返る。
今日はやけに体調が悪かったなぁ…
どうしたんだろう…。
今まで、こんな事はなかった。
でも、なにかおかしい…。
……とりあえず、今日は早めに寝よう…。
私はそう思った。
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