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「このまま嫌われてて良いのかよ!?」
「え…?」
「前から気になってた…。お前、嫌われてんじゃん、」
「あ…うん、」
「なんで嫌われんだよ?」
「クラスから弾かれたんだよ…。」
「は?」
彼は意味がわからないと言うような顔をした。
「女子はね、少しでも気に入らない子が居ると、仲間を集めて、その子を弾いちゃうの。とくに、暗い子、ルックスがあまり良くない子、男子から人気がある子。」
「李杏は?」
「私は分からない…、」
「俺は、三つめの、男子から人気があるからだと思うな。」
私はそれを聞いた時、少しドキッとした…。
「そんな事ないよ、私、女子から嫉妬されるほど、可愛くないよ、」
私は笑いながらそういった。
「だって、俺は…。」
「ん?」
「あ、いや、何でもない…。」
「そっかぁ。」
何をいいかけたのかは、聞かないでおこう。
私は適当にそういった。
「じゃあ、帰るか。送るよ、病人だし、」
「あ、ありがとう。」
そして私達は一緒に帰った。
「今日はありがとう。」
「なぁ、李杏…、」
振り返ると、突然…
キスをされた…。
「悪い!じゃあな!」
「え……。」
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