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笑顔で前へ進もう。
イツモの君を
僕に見せてよ。
泣いている君も,
怒っている君も,
僕は嫌いぢゃないよ。
だけど笑顔の君の方が
輝いている気がする。
イツモの君なら,
ずっと笑っていたはず。
だから…。
イツモの君は,
どんなだったのだろう。
僕の言葉に対して,
君はどのような顔を
したのだろう。
僕の心から,
君が消えていく。。。
イツモの君が
わからなくなっていく。。。
「チョット待てよ!!」
と僕は声に出して唱えた。
僕の前に君はいないのに…
なぜだろう。
何度も,何度も
繰り返している。
まるで,心のどこかで
君が現れるのを期待して
いるかのように━━━。
笑顔で前へ進もう。
イツモの君を僕に見せてよ。
消えていく君の笑顔に,
僕は恋をしている。
変な気持ちだ。
君がいなくなるコトよりも,
君の笑顔がなくなるコトの方が
怖いだなんて…
僕はいつから
こんな人間になってしまった?
こんな不思議な僕でも,
君は僕を愛してくれるだろうか。。。
愛してくれるコトを祈って,
僕は君のとなりで,
君よりもおっきな笑顔で
前を見つめて歩いているよ。
《笑み》
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