転入先には変態クラブ⁉⁉

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窓際の一番後ろの席に、さっき会った超イケメンだけど横暴な男・神哉蓮が座っていた。 神哉はあたしと目が合うと、ニヤリと笑った。 神哉の隣の席が空いている。 嫌な予感がした。 「唯碕さんはあそこの席に座って。」 嫌な予感的中。 霜田先生が示した指は、みごとに神哉の隣の席を指していた。 あたしは顔全面に「嫌だ」っていう表情を表しながら、仕方なく神哉の隣の席についた。 「よぉ、ストーカー。」 クスッと笑って神哉は言った。 「うっさいな!あたしはストーカーなんてしてません!あれはあの…あれだよ!学校までの道わかんなかったから、教えてもらうチャンスをうかがってただけよ!」 「そんで後つけてたんだ。」 「そっそうよ!」 「あ、後つけてたって認めた。」 「……………ッ!」 あたしは言葉を詰まらせる。 続いて神哉は言った。 「ていうか放課後、絶対来いよ。視聴覚室だからな。」 「ハァ!?何でよ!」 あたしは反論した。 「来ないとお前がストーカーだってバラすよ?」 神哉はまたクスッと笑って言った。 (こ、コイツ…!) 「…………ッ!し、しょうがないわね!行ってやるよ!」 あたしはたじろぎながらも、強気で返した。 神哉とそんなやりとりをしていると、ホームルームが終わって、短いけど休み時間になった。 クラスの女の子たちが話し掛けてくれた。 「あたし、日暮 椿姫(ヒグラシ ツバキ)!よろしく!椿姫って呼んで!」 サラサラで長い黒髪のかわいい女の子が最初に話し掛けてくれた。 「あたしもナカって呼んで!よろしく!」 「私、雛美 伽乃(ヒナミ カノ)。よろしくねぇ!伽乃でいいよ!私もナカって呼んでいい?」 次に話し掛けてくれた女の子は、茶髪でふわふわのショートヘアの、これまたかわいい女の子だった。 「もちろん!よろしくねぇ!」 女の子たちとそんな会話をしていると、英語の先生が入って来て、授業が始まった。
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