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(女の子たち、みんなスッゴくいい人たちだなぁ!
よかったぁ!)
あたしは一応教科書も持っているのに、授業を全く聞かずに、そんなことを考えていた。
(しっかし、英語って眠いなぁ。ヤバい…。転入してしょっぱなから寝そう…。…だいたい、英語なんてできなくてもいんだよ!
一生日本から出なきゃいんだから!
日本で外国人に道聞かれたらどうするかって?
そんなの「I can't speak English! Sorry!」
って言って逃げればいんだよ!(爆))
あたしはそんなバカなことを考えながら、机にうつぶせになって寝てしまった。
「………さん!唯碕さん!」
あたしは先生に呼ばれて、深い眠りから覚めた。
「ンァ…眠ぅ…。」
「眠いじゃありません!転入初日から寝ないで下さい!」
(うっわヤバい!
寝てたのバレた!)
あたしはやっと先生に怒られていることに気づいた。
「すっ、すみません!」
「罰としてこの問題といて!」
そう言って先生は黒板に書いた意味不明な問題を指さした。
(ハァっ?ヤバいわかんない!何語!?)
あたしは英語が大の苦手。
(普通の問題でもわかんないのに、こんな難しいやつ…)
「えっと、すみません…。わかりません…。」
あたしは仕方なく、あきらめることにした。
「ハァ…仕方ないですね。では神哉くん!これといて!」
先生はあたしの代わりに神哉を指した。
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