403人が本棚に入れています
本棚に追加
午後の授業があっという間に終わった。
椿姫はバスケ部、伽乃は吹奏楽部だったらしく、あたし達は教室で別れた。
あたしは行きたくないけど、ストーキングのことをバラされたら嫌なので、しかたなく視聴覚室に行くことにした。
………あたしは視聴覚室に着くと、勢い良くドアを開けた。
ガラッ(ドア開ける音)
「おお来たか!まあこっち来いや。」
神哉が出迎えた。
視聴覚室は神哉1人しかいなかった。
「何の用?」
あたしは怖い顔で言った。
「んな怖い顔すんな。お前に紹介したい奴らがいてさ。」
神哉は机に座りながら言った。
「ハァ?紹介って…誰を?」
「まあ待ってな。すぐ来るから。」
神哉がそう言った時、廊下からスゴい音が聞こえた。
ドゴゴゴゴ…
「なっ、何!?」
音はどんどん近づいてくる。
「…1人来たな。」
神哉はクスッと笑って言った。
最初のコメントを投稿しよう!