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「あんたさ…さっきからオレのことつけてない…?」
その人は低くてキレイな声で言った。
(うわっバレてたっ!)
あたしは2、3歩後ずさりすると、目は泳いだままで言った。
「えっ?そんなことないですよぉ?ストーカーなんてする訳な「嘘つけ」」
その人はあたしの言葉を遮って、こっちに近づいて来た。その人はあたしをじっと見つめた。
(ヤバい!怒られる!)
「ごめんな「気に入った!!」」
また遮られたけど、その人のその言葉にあたしは驚いた。
「は…?」
「お前気に入った!名前は?」
「え…と、唯碕那伽です…。」
「オレは神哉 蓮(カミヤ レン)。」
神哉という人は、いきなり名前を聞いてきた。あたしは驚きを隠せない。
「お前こっち来い。」
彼はそう言って、いきなりあたしの腕を掴んで歩き出した。
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