序章

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ジリリリリリリ!           青年『うるさい…』           ジリリリリリリ!                       目覚まし時計の音だ。       青年『もう……朝かよ……』           正直、 朝はツライ。                       俺の名前は田中博正。       名前が普通なら、 普段の生活や俺の能力も普通。     いわゆる凡人ってヤツだ。           大抵、 漫画の世界とかなら、 カッコいい名前で能力が高いが俺は凡人だ。       むしろ、 そんなヤツらと比べられるのがおかしいと思うぞ、うん。                     強いて特別な事というなら、 俺には親がいないって事だけ。       俺の親は、 俺が幼いときに先立たれた。     仕事は科学者らしく、 仕事の同僚が言うには、 有能な科学者であったらしい。     どの様な研究をしていたのかは知らないのだが、 研究途中の不慮の事故で、 父と母の二人は命を落としたらしいのだが…………。                     と、 俺の紹介みたいなのは、 ここまでだ。                     というか、 俺は誰に自己紹介してんだ?       きっと疲れてんだな、うん。              
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