序章

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そして、 俺はいつものルートで、 最寄りのバス停に向かう。           いつもの見慣れた光景。       これを見ながら、 バス停に向かう俺。     この光景を見て、       おっ! 新しいコンビニが出来てるな。       と小さな街の変化を、 見て楽しむのが俺の日課だ。                       今日に関しては、 街に変化は無かった。           まぁ、 変わらない街の風景も、 嫌いではないが……                       そうこうしているうちに、 俺はバス停に着いてしまった。       相変わらず、 変わらないバスを待つ人達。     自慢ではないが、 この時間帯に乗るバスの乗客を大抵覚えてしまっている。                       覚えているのだが………       一人、 俺達の学校の制服を着けた女子がいるのだが見覚えがない。       まぁ、 女子を覚えるほど暇人ではないのでどうでもいいか………。       そして、 バスが来たのでバスに乗り、 いつもの様に席に座る。                       と思ったら、 その女子が俺の座っている席の横に立って、       女子『隣……良いかな?』      と話してきた。                       俺は周りを見渡す。       俺の隣の席意外、 空いている席は無い。                       これ……は……… 日常生活にはない、 最大級のアクシデント(?)だ。           いきなりの事件(?)に、 俺も流石にテンパっている。 むしろテンパるだろ、うん。                 そんな俺をよそに、 その女子が…………       女子『まぁ良いや、    とにかく隣、座るね♪』           とか言って、 俺の許可も聞かずに普通に座りやがった…………!           ちょっ…………! お前何してんだっ!       普通、 返事聞いてから座るだろ!       ってか『♪』とか付けんな!                 何なんだ~コイツはぁ~!?              
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