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「……………んぅ……ぁ………………はぁ………」
ルトゥの指が耳へと移動した。
よりいっそう悩ましげな声が静かな部屋に響く。
ごくり
誰かがつばをのんだ。
眠っているのは重々承知しているのだ。
だが、少しかすれた具合の声音が、感じてしまうのを耐えているように聞こえ、より淫微さを醸し出している。
眠ってなおこの色気。我が主人ながら見事なものだ。
本人は喜ばないだろうが。
「…ぁ……んんぅ…」
気付けば首はおろか胸元の留め具まで外されている。
はだけられた胸元が艶めかしく目にうつる。
首からじゃらじゃらと下げられた色鮮やかな宝石たちの影からのぞく白い肌。
その肌に手を這わせたルトゥがそのままその胸の赤い尖りに……………
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