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あの日から数週間…
二人の距離は少しずつ縮まって来てはいたけれど、お互いまだ照れもあり、相変わらず電話して、会っていつもの場所で話しをする、そんな日が続いていた…
また、それがもどかしくもあり、楽しくもあった…
今、思うと付き合い始めのあの時が一番、純粋で綺麗だった気がするのは時間(とき)の魔法なのかもしれない…
私は、そんな二人の状態をなんとか打破すべく、あの人を映画に誘った…
正直、別に映画じゃなくても良かった…
あの人と一緒に、側に居れるなら、何でも良かった…
こうして少し遠回りした、二人の初デートが決まりお互い、照れながらもその日を待ちわびた…
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