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そんなこんなで無事に寺子屋に着いた霞と琉希
18年後の寺子屋は場所も外観も変わっていた
「着いたんですけど……留守ですかね?」
「人の気配がしないね」
しかし肝心の慧音本人は不在でどうしたものかと悩んでいると……
「もしかして、霞ちゃんかい?」
ふと声をかけたのは向かえにあるお茶屋の女将
この人も瑠璃達の事を覚えていたのだ
「女将さん!!お久しぶりです」
「事情はわかっとるよ、そこのお嬢さんとここで待つといいよ」
「ありがとうございます」
こうして琉希と霞は寺子屋の向かえにあるお茶屋で慧音の帰宅を待っていた
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