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「ヘリ？」
「あぁ....そうだ！ヘリだ！みんな、ヘリが来たぞ！」
河野が大声で囃し立てる。下野は目を光らせ、少し遠方ではあるが、空に浮かぶヘリコプターのを機影を見た。
「マジかよ....」
遂に助かる。誰もがそう思っただろう。
高橋の第六感はここでようやく冴えることになった。
「ん？」
機影はブラックホーク。軍機であり、自衛隊の救出活動なんてたかが知れている。
今や“日本は放棄されている”のだから。
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