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「ヘリ1機ってとこからして偵察兵かなんかだから数は多くない筈だ。俺は武器取って来る。お前らはここに....」
ふと気掛かりになり、ぐるりと室内を見回した。ようやく野辺はメンバーが欠けていることに気が行った。
「おい、古川は!?」
気付かない間に古川は消えていた。先程、野辺が駆け込んだ時までは確かにいたのに。
その現状に下野が口出した。
「古川ならヘリ見えた途端、助け呼んで来るって言って外に」
「くそっ!」
野辺はドアに拳を打ち付けた。
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