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「いいかお前ら!何があってもここを動くなよ!野辺?だったよな、あんた?あんたもついて来てくれ!」
高橋はライフル銃を持った青年を呼び寄せると、会議室のドアを閉めて暗闇の廊下を、ヘリのライトと月明かりを頼りに走った。
友安は気軽に目の前の安全策に溺れたことを後悔した。ライトを使って米軍ヘリを呼び寄せてしまったのだ。
友安は監視塔を降り、格納庫の陰から着陸したヘリを双眼鏡で見ていた。
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