とんとん拍子

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「まあ、榊と木下がいるし、問題は無いだろう。」 「そうだね。 朱音ちゃんはあれでしっかりしてるし!」 とは言っても、不安が増して来る二人。 問題は、榊大貴。 彼が親達に付くと、朱音一人では心配である。 「准吾君、大丈夫? さっき傷口が痛んだみたいだけど。」 「ありがとう。 君がいてくれたら大丈夫! なんてな‥‥‥。」 冗談を言う元気は残っているようだ。 「もう、あんな無茶しないでよ?」 「うん。 わかってるよ。」 そう言って、准吾は千夏に向け、こっちに来いと手で合図した。 「?」 言われるがままに准吾の方に近付く千夏。
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