とんとん拍子

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二人はベッドに並んで座った。 「なあ、もしもキーホルダーを拾ったのが榊で、君が言っていた言葉をあいつが掛けてたら、あいつを好きになってた?」 「どうかな? 榊君は良い人だけど、頼りにはならない感じだし、やっぱり准吾君を好きになってたかも。」 「そっか‥‥‥! 千夏‥‥‥。」 「!!‥‥准吾君。」 准吾は千夏をそっと抱き締めた。 「もう少し、こうさせて。」 「う‥‥‥うん。」 二人は、その体制のまま眠ってしまった。 しばらくして、榊と朱音が戻って来た。 親達は帰ったらしい。 あえて二人を起こさなかった。
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