僕の初恋

3/16
前へ
/314ページ
次へ
「‥‥‥。行っちゃった‥‥‥‥、てっ!ヤバッ! それどころじゃない!」 准吾は、千夏の落とした物を拾い、次の授業に行った。 千夏の落とし物、それはキーホルダー。 手作りのキーホルダーのようだ。 准吾は、ギリギリで授業に間に合った。 しかし、キーホルダーの事が頭から離れない。 そして、ぶつかった時の千夏の表情も‥‥。 「西原さん、泣いてた様に見えたな‥‥。」 准吾はボソリと呟く。 一人の女子が、准吾の言葉に反応して、准吾に声をかけて来た。 「武藤君、西原さんと仲良いの?」
/314ページ

最初のコメントを投稿しよう!

564人が本棚に入れています
本棚に追加