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「‥‥‥。行っちゃった‥‥‥‥、てっ!ヤバッ!
それどころじゃない!」
准吾は、千夏の落とした物を拾い、次の授業に行った。
千夏の落とし物、それはキーホルダー。
手作りのキーホルダーのようだ。
准吾は、ギリギリで授業に間に合った。
しかし、キーホルダーの事が頭から離れない。
そして、ぶつかった時の千夏の表情も‥‥。
「西原さん、泣いてた様に見えたな‥‥。」
准吾はボソリと呟く。
一人の女子が、准吾の言葉に反応して、准吾に声をかけて来た。
「武藤君、西原さんと仲良いの?」
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