僕の初恋

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「じゃっ、返しに行こうか。 キーホルダー。」 スタスタと歩き出す准吾。 「ちょっ、待ってよ武藤君!!」 慌ててついて行く朱音。 「すみませーん! 西原千夏さんはいますかぁー?」 ノック無しでいきなり叫ぶ准吾。 「落とし物もって来たんですけど。」 すると、西原千夏は、真っ直ぐ准吾のもとへ走って来た。 「えっと、落とし物って?」 准吾はキーホルダーを差し出した。 「コレ、さっきぶつかった時に落としてたから。 無くなると困ると思って拾っといた。」
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