3.親友と憩いと本心

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一人で超能力者となる訓練(スプーン曲げ)を真剣にやっている由美は無視して、美咲が読みたそうな本を探す手伝いに俊一は集中しようと決める。 って、俺も結構お人好しだな。 広い店内を見渡して、本を探しに行ってしまった、黒髪ショートの美咲を探してみる。 「あーいたいた」 店内がそれほど広いわけではなかったから、案の定美咲はすぐに見つけられた。 「あ、俊一くん。ちょうど良いタイミングで来たね。これに決めたよ!」 じゃーん!、といった効果音が出てきそうな感じに、美咲は手にしてる本を差し出してきた。 俊一に差し出された小説は、まぁ日本でもかなり有名な某魔法使いの小説である。 針~・ポッt(ry という眼鏡小僧が主人公で、ペットが白いフクロウという変わった奴が何やら頑張る話だ。 「黙れマルフォイ!」 「ちょ…俺の回想に黙れとか言わないで!!それと俺はマルナントカじゃありません!」 ってか小説に影響されすぎ。
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