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「なぁ由美……美咲が一緒にいたって構わないだろ?」
優しく微笑みかけると、由美は降参するように答えてくれた。
由美の暴走を阻止してほしいのもそうだが、理由はもう一つある。
だって二人より三人で遊んだ方が楽しそうだろ?
「む~、仕方ないなぁもう………わかった、俊一の頼みだから断る訳にはいかないしね」
「ありがとな。よしよし、由美はいい子だね~」
ちょっと由美に悪い気がしたから、お礼に頭をなでなでしてあげました。
「えっ、俊一!急にどうしたの?そんなに欲求不満なら最初から私に言ってくれれば………」
シャラップ!!
ちょっとからかって頭をなでただけで、どこまで妄想が発展してるんだよ阿呆!
そして、こんな光景を見て一歩も引かない美咲はホント良心的だね。うん。
美咲が良心的かつ寛大な人で助かったと心から思いました。
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