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と、言う訳で、両手に華を抱えたままどこか遊びに行くという事に決定!
どこに行こうか話し合う前に、由美お嬢様がふと疑問をあげてきた。
「ねぇ美咲。よかったら買った本を家まで送ってあげようか?持ってたら邪魔でしょ」
美咲の買った小説、針~ナントカは、そこそこ厚くて重たい。
さらに上下巻と、二冊まとめ買いしてしまったから、持ちにくいことこの上なさそうだ。
「でもこんな事で頼むのも悪いし、ボクは大丈夫だから……」
「ほら、遠慮してばっかりは美咲の悪いクセよ」
話の流れが掴めない俊一を置き去りにして、由美と美咲は話をしていた。
パチンッ!
片腕を上げて指を鳴らす由美。
ああ、なるほどね……。
「お呼びですか由美お嬢様?」
超有能執事、神那さんの召喚についての話ですね。
わかりました。
ってか、屋敷の外でも神那さんを呼べるのかよ!すげぇ!
今度ホントにエスケープを伝授してもらえないかな……?
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