2.有能執事と買い物とデート

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「私は俊一に選んで欲しかったんだけどな~」 「そりゃ残念だったな」 「んー、じゃあ代わりに私が俊一の服を選んであげようか?」 たくさんあるスカートの中から、気に入った物を選び出している由美がそう提案してきた。 バニーガールやナース服を選ぶ由美に任せて大丈夫なのか? 「真剣に選んでくれるのか?」 「もちろんよ!由美ちゃんにまかせなさい」 ある程度気に入ったスカートを見つけたようで、それを手に持ったまま由美は嬉しそうに答える。 俊一は、頼むからこれ以上疲労を増やさないでくれと願うばかりだ。 スカートと紺や黒のニーソをいったんレジを通してから、二人は俊一の服を探すことにした。 「かなり数も多かったけど、女の子の服って高いんだな」 「そうかな?これくらいなら安い買い物だよ?」 スカートやニーソを大量にレジへ持っていったときは、さすがに店員さんの営業スマイルが引きつっていた。 ブラックカード一つで楽々買えたけど、その合計額には元貧乏人の俊一にはビックリである。 いくらかかったかって?それは秘密だよ♪
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