俺の嫌いなモノ

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初めまして。俺は名も無いただのプーなお兄さんさ、俺はなぁ。家と家族が大嫌いだ。何故かって?オーライ、まずはそっから話そうか。 「ーーー、早く起きなさい!全くあんたは弟と比べて全然ダメな屑なんだから!」 俺ぁ、かなり普通の家で生まれた。それは良い。俺は生まれた時はそりゃ可愛がられたさ。けどな、ある日弟が出来たんだ。オヤジにお袋は俺と弟、同じく愛したさ。けどよ、お袋とオヤジはある日から俺への態度がガラリと変わっちまってよ。 「ーーは凄いわねぇ!アレには出来ない事をやれるんだから」 「そうでもないよ。母さん、兄さんが不甲斐ないだけさ」 そういう会話はあん時は日常茶飯事、全くcrazyなことで!! その理由ってのはいわゆるお偉いお偉い弟君は屑の出来損ないのアニキなんか眼中に無い天才児、神童とかもてはやされるオツムもスポーツも完璧な奴だったのさ! 極めつけには顔まで俺と瓜二つ!crazyなオヤジとお袋曰わく、お前は顔しかない可哀想な奴だってよ! ハッ!泣けるぜ!
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