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衝撃💥の真実
開いた扉の向こうに見えた黒い陰は少しずつ、少しずつ僕へ近づいてくるのがわかった…。
僕は迷った。思い切って立ち上がるべきか?それともこのままじっとして様子を見るか?…。
ただ、着実に黒い陰は僕に向かって迫ってきている。僕は勇気を振り絞って立ち上がり、黒い陰に向かって叫んだ!!
『だ、誰だ?!』
返事がない…。
もう一度叫んだ!!
『誰なんだ?!』
すると、一瞬光った雷でシルエットが映ったのだ…。
女性………。
何故か少し前かがみ………。
ん?!僕は何かおかしいと思い、ライターの灯りでスイッチを探し部屋の電気をつけた。
す、すると!!
そこに立っていたのは、さっき受付から部屋の案内までしてくれた老婆だった。
ただ、その格好に驚愕した!!なんと老婆は全裸で下着も付けていなかった…。
僕は言葉にならない気持ちを押さえて、老婆に問い掛けた。
『な、何をやってるんですか?!』
すると老婆は少し間をおいた後、こう答えた。
『もう少しで抱けたのに…』
え~~~~~~~~?!
今、なんて言った?!
まさかばぁ~さん、夜ばいをかけにきたのか?!
だから、わざと宿泊する人に事前に情報を流して、恐怖の硬直状態をつくっていたのか?!
僕は老婆に一言
『残念でしたねぇ…』
そうすると老婆も帰り際に『ごめんねぇ…』と一言残し帰っていった。
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